「平成18年度からの大学入試センター試験の出題教科・科目等について
−中間まとめ−」に対する意見について

平成14年6月11日
国立大学協会会長
長 尾    真
同 第2常置委員会委員長
中村 睦男

 このことについて、国立大学協会としての主な意見を下記のとおり取りまとめましたので提出します。なお、本中間まとめに対する各学長へのアンケート結果を参考資料として添付します。


「地理歴史」教科の2科目選択受験について
「地理歴史」教科の受験は、従来どおり1科目のみとされているが、「地理歴史」から2科目を選択受験させたいとの要望は、国立大学の文科系学部を中心に以前から出されており、本年4月11日付けで平成16年度からの「5教科7科目」体制の見直しの中でその実現を図られるよう貴職宛に要望書を提出しているところである。これらを踏まえて、その実現方について配慮いただきたい。

「情報」教科の取り扱いについて
「情報」教科の取り扱いについては、各大学の利用予定、大学入試センター試験日程の調整、教科の内容が実技、実習に重点が置かれている等を勘案のうえ、その取り扱いについては慎重に検討いただきたい。

外国語のリスニング・テスト導入について
リスニング・テストの導入については、予想される障害が克服され、公平さを確保できる条件が整えば、国立大学協会は基本的に賛成であるとする立場を表明してきたところである。その導入にあたっては、実施上の多くの諸条件について関係諸機関等で十分に協議を行い、実施する側と受験する側の双方の不安を取り除く努力が必要である。

[要望先:独立行政法人大学入試センター所長]