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震災の被災大学である神戸大学と東北大学が、災害科学分野における包括協定を締結しました【近畿支部】

 神戸大学と東北大学は、10月23日 (日) に仙台市内で災害科学分野における包括協定調印式を行いました。 この協定の締結により、両大学が連携して、災害科学分野における学術研究、人材養成及び社会貢献を推進し、東日本大震災の被災地域の再生や、人類に共通する災害復興問題に貢献することが期待できます。

【協定締結までの経緯】
 本年3月11日に発生した東日本大震災の被害は甚大な規模であり、国を挙げて復旧・復興へ懸命の努力が行われる中、5月27日 (金) に東北大学の井上明久総長と兵頭英治副学長が、神戸大学から東北大学への震災支援 (1万5千食分の緊急保存食と飲料水の寄付と施設職員の派遣) 等に対するお礼を兼ねて、神戸大学を訪れました。
 東北大学井上総長と神戸大学福田秀樹学長との会談では、震災における双方の大学の対応について報告がなされた後、被災大学である神戸大学と東北大学との連携の在り方について協議が行われ、東日本大震災からの復興に向けて両大学の協力関係を強化することで合意しました。
 また、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸大学は、その経験を生かし、このたびの東日本大震災からの復興に向け、6月9日 (木) に神戸大学としての提言をまとめるとともに、8月3日 (水) に、神戸大学福田学長、東北大学井上総長のほか、五百旗頭真東日本大震災復興構想会議議長、室崎益輝関西学院大学教授のご参加を得て、大震災に見舞われた被災者の救済と被災地の復興を願い、公開シンポジウム「東日本大震災からの復興に向けて-神戸にできること-」を開催しました。
 以上のような取組みを契機とし、神戸大学と東北大学は、災害科学分野における包括協定を締結することとなりました。調印式後の記者会見の席上で、神戸大学福田学長は、「被災した大学同士、手を取り合って研究を進めたい」と述べ、東北大学井上総長としっかり握手をしました。

※写真:10月23日の調印式(左が井上東北大総長、右が福田神戸大学長)