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新潟県中越沖地震報告会を開催【新潟大学】

 新潟大学では,10月5日に新潟県中越沖地震報告会を開催しました。この報告会は,7月16日に発生した新潟県中越沖地震に関して同大が携わってきた支援事業,調査及び研究等について一般市民を対象に報告し,今後の災害発生時における復興等に役立てることを目的として実施されたものです。
 報告会は2部構成で,伊藤理事・災害復興科学センター長の開会のあいさつに続いて,第1部では,島田理事から新潟大学における支援活動全般,特に現地サポートセンターの設置と活動,学生ボランティアの活動とその支援など,畠山医歯学総合病院長から災害直後からの医療支援活動,災害復興科学センターの分野所属教員から新潟県災害対策本部の活動状況と大学としての協力,避難所のアメニティ環境,被災地商店街復興に係る調査,被災家屋からの文化財等の救出など各種活動の報告が行われました。
 第2部では,地震発生に関連するメカニズムを中心に報告が行われ,自然科学系及び災害復興科学センター教員から地盤と液状化現象,活断層の過去未来への影響,構造物の被害特性などの報告がありました。
 また,今回の地震により海中から出現した縄文時代の古木については,科学的分析をもとに,過去の土砂災害により植物が埋没したのではという仮説が発表されたほか,ペットボトルを利用した液状化現象再現装置「エッキー」を使用して,地震液状化現象と縄文古木の出現原因等の具体的な説明がありました。
 報告会は,4時間という長時間でしたが,一般市民,新潟県職員,報道機関など約150人が参加し,それぞれの報告については多くの質問がだされ,度重なる自然災害に対する同大の活動と今後の取組への期待がうかがえる報告会となりました。

(写真:満員となった報告会)