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新潟大学キャンパスに突如気球が...【新潟大学】

 新潟大学五十嵐キャンパスに,同大学の名称と校章が入った黄色の船体に赤い尾翼の気球が4機浮かび,人々の関心を集めた。
 これは,実は気球を利用した次世代無線通信技術「アドホックネットワーク」システムの通信実験で,気球にはカメラや通信機能をもった小型コンピュータなどが取り付けられている。
 アドホックネットワークは,携帯電話の基地局や無線LANのアクセスポイントのような既存のネットワークインフラがない状態でも通信を実現できるため,大規模災害により既存の通信設備がダウンした場合でも被災地の情報を遠隔地の災害対策本部に転送することができる。気球を利用することで,障害物のない空に浮かぶ複数の端末が互いに中継するため,比較的良好な状態での通信が可能となる。
 通信実験は,同大自然科学系の間瀬憲一教授らが中心となって,11月15日(火)から18日(金)まで行われ,最長約1km離れた地点を始め,4つの地点からの映像や音声の伝送に成功した。
 今後は,機器類の軽量化と気球の小型化を目指し,さらには災害時対策のほか,環境・エネルギー対策,高齢者介護・医療での応用などを進めていく。