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第4回 危機管理シンポジウム 「大規模災害時の地域コミュニティーの継続について」を開催 【防災・日本再生シンポジウム】【香川大学】

 香川大学危機管理研究センター(平成20 年4 月1 日創設)では、地域の防災・減災活動等に役立てていただくために創設以来、「危機管理シンポジウム」を実施して参りました。今年は第4 回目を迎え、1月10日(火)にサンポートホール高松において、一般社団法人国立大学と共催で開催しました。
 シンポジウムのテーマは、「大規模災害時の地域コミュニティーの継続に向けて」です。第1部では、「危機管理研究センターの活動報告」(研究センター長、工学部・白木 渡教授)、「地域報告会:高松市二番丁地区の地域継続に向けた活動紹介」(工学部・野々村敦子准教授、高松市南番町・竹内 智自治会長、高松市扇町愛扇・川口秀明自治会長)を実施しました。まず、地域の防災・減災活動の研究成果を紹介し、その後、地域継続に向けた取り組みの様子を紹介しました。
 第2部では、基調講演の講師に関西学院大学室崎益輝教授を迎え、『東日本大震災の教訓-災害時の地域継続を考える』をテーマに基調講演会を実施しました。室崎教授は、防災研究の第一人者として中央防災会議の委員として活躍しており、これまで地震に関する教育・研究の推進ならびに普及活動を行い、現在は関西学院大学では災害復興制度研究所長も務められています。基調講演では、同教授のこれまでの活動内容を分かり易くご紹介いただき、想定外の災害時に対して地域が継続するために必要なことを話されました。
 第3部では、行政担当者、自主防災会会長、コミュニティー協議会長、大学教員の方々をパネリストとして迎え、室崎教授にもアドバイザーとして参加していただき、「地域を守るために私達にできること」と題して、様々な立場の方からご意見・アドバイスをいただきました。会場からも数多くの質問、ご意見が出されました。来場していただいた250名を超える方々(行政、地元企業、自主防災組織等の関係者)は、熱心に話に聞き入っておられました。
 昨年末に、中央防災会議から南海トラフ巨大地震の震源域・波源域の想定結果が報告されましたが、これまでの東南海・南海地震の想定を遙かに超えた規模になり、防災対策への備えも待ったなしの状況になっています。昨年の台風12号による紀伊半島の豪雨災害をみると、地震だけでなく大規模災害時には、行政機関も甚大な被害を受けるため、地域間連携、産学官連携等、地域の組織力を結集する必要性を今回のシンポジウムを通して学びました。
当研究センターでは、これまで以上に防災・危機管理に関する教育研究活動を通して、地域防災力の向上に努めるとしています。

※写真:
    左上 地域報告会の様子 
    右上 室崎教授の基調講演
    左下 場内の様子 
    右下 様々な意見がでたパネルディスカッション