国立大学協会

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Q&A

このページでは国立大学法人等について、よくある質問についてお答えいたします。
Q1 国立大学に共通する役割とはなんですか?
Q2 国立大学法人とはなんですか?
Q3 国立大学の法人化の過程やポイント、しくみについて簡単に教えてください。
Q4 国立大学法人の運営組織等の特徴はなんですか?
Q5 中期目標・中期計画とは何ですか?
Q6 国立大学法人の評価は何のためにあるのですか?誰が評価するのですか?
Q7 国立大学は全部同じなのでしょうか
Q8 もっと国立大学のことについて知りたいのですが?


Q1 国立大学に共通する役割とはなんですか?

A1 国立大学は、総体として、高度な学術研究の推進、計画的な目的養成、全国的に均衡のとれた配置による地域活性化への貢献及び大学教育の機会均等の確保といった重要な役割を果たしています。
  平成16年の国立大学の法人化以降、各大学は拡大した自律性を活用し、特色ある教育研究の推進や国内外の大学等との連携の推進などに取り組んでいます。
  他方、未曾有の国難である東日本大震災、法人化以降さらに顕著となっているグローバル化などの社会経済の構造的な変化の中で、国立大学がその機能を再構築の上さらに強化し、社会変革のエンジンという能動的な役割を果たすことが求められています。

    なお、次のように法律等で述べられていますので、参考にしてください。

① 平成23年6月22日に発表した「国立大学の機能強化―国民への約束―【中間まとめ】」
 「国際的な教育研究のネットワークの一員として、高度の教育研究とイノベーションの推進に中核的な役割を果たしているナショナルセンターとしての機能を徹底して強化しなければならない。そして同時に、地域の産業・経済活動、教育・文化・芸術・スポーツ活動、医療活動、歴史・文化の保存・伝承など、地域振興の全般にわたって地域社会に不可欠なリージョナルセンターとしての機能を抜本的に強化する必要がある。」

   機能1 卓越した教育の実現と人材育成
   機能2 学術研究の強力な推進
   機能3 地域振興の中核拠点としての貢献
   機能4 積極的な国際交流と国際貢献活動の推進
 http://www.janu.jp/kyoka.htm

②国立大学法人法(平成15年法律第112号)

(目的)
第一条  この法律は、大学の教育研究に対する国民の要請にこたえるとともに、我が国の高等教育及び学術研究の水準の向上と均衡ある発展を図るため、国立大学を設置して教育研究を行う国立大学法人の組織及び運営並びに大学共同利用機関を設置して大学の共同利用に供する大学共同利用機関法人の組織及び運営について定めることを目的とする。
 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H15/H15HO112.html

 

③中央教育審議会「我が国の高等教育の将来像(答申)」平成17年1月28日

 国立大学については,国からの公的支援により支えられるという安定性,学長任命や中期目標・中期計画に関する国の関与等の特性がある。これらは,国立大学が,国の高等教育政策をより直接的に体現するという側面を持つことに由来する。したがって,国立大学には,例えば,世界最高水準の研究・教育の実施,計画的な人材養成等への対応,大規模基礎研究や先導的・実験的な教育・研究の実施,社会・経済的な観点からの需要は必ずしも多くはないが重要な学問分野の継承・発展,全国的な高等教育の機会均等の確保等について政策的に重要な役割を担うことが求められる。そして,このような役割を十分に果たしていない場合には,国立大学法人評価委員会の評価等も踏まえつつ大学の実情に応じた組織運営体制の改善が求められるべきものと考えられる。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/05013101.htm

④国立大学法人化後の現状と課題について(中間まとめ)(平成22年7月15日)

 国立大学は、既に中央教育審議会答申等で指摘されているように、全国的な高等教育の機会均等の確保、世界最高水準の教育研究の実施、社会・経済的な観点からの需要は必ずしも多くはないが重要な学問分野の継承・発展、計画的な人材養成等への対応、地域の活性化への貢献等の役割を担っている。また、最先端医療の開発や地域医療の「最後の砦」としての附属病院の果たす役割も極めて重要である。国立大学は、これまで、このような役割をその使命として果たしてきたが、これらの重要性は、我が国の成長と発展の原動力である「人と知恵」の最大の源泉として、今日、益々高まっているところであり、各国立大学の機能の明確化とその確実な実現が強く求められている状況にある。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1295896.htm

 


Q2 国立大学法人とは何ですか?

A2 国立大学を設置することを目的とした、国立大学法人法の規定により設立されている法人です。また、国立大学法人は独立行政法人ではなく、独自の法人制度であるが、一方で公共的な見地から独立行政法人制度と共通する部分もあることから、一部、独立行政法人通則法を準用しています。
  国立大学法人法第22条第1項に定められている国立大学法人の業務は次のとおりです。

  第二十二条  国立大学法人は、次の業務を行う。
   一  国立大学を設置し、これを運営すること。
   二  学生に対し、修学、進路選択及び心身の健康等に関する相談その他の援助を行うこと。
   三  当該国立大学法人以外の者から委託を受け、又はこれと共同して行う研究の実施その他
      の当該国立大学法人以外の者との連携による教育研究活動を行うこと。
   四  公開講座の開設その他の学生以外の者に対する学習の機会を提供すること。
   五  当該国立大学における研究の成果を普及し、及びその活用を促進すること。
   六  当該国立大学における技術に関する研究の成果の活用を促進する事業であって
      政令で定めるものを実施する者に出資すること。
   七  前各号の業務に附帯する業務を行うこと。

参考:国立大学法人化後の現状と課題について(中間まとめ)(平成22年7月15日)

 国の内部機関であった時と比較して、教育研究組織、人事、財務会計面等に大幅な裁量を与えるとともに、法人として社会に対する責任を適切に果たすことができるよう、適切な管理運営組織の整備、中期目標・計画の策定や第三者評価といった制度が導入されている。
 また、憲法で保障されている学問の自由や大学の自治の理念を踏まえ、国立大学の教育研究の特性に配慮する観点から、独立行政法人とは異なる法体系とされ、例えば、①制度の運用に当たって、教育研究の特性に配慮すること、②中期目標の策定に当たって、文部科学大臣は予め国立大学法人の意見を聴くとともに、その意見に配慮すること、③中期目標の達成状況の評価に当たっては、教育研究の状況についての評価を独立行政法人大学評価・学位授与機構に要請し、当該評価結果を尊重すること等の制度設計がなされている。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1295896.htm



Q3 国立大学の法人化の過程やポイント、しくみについて簡単に教えてください。

A3 次のPDFをご覧ください。



Q4 国立大学法人の運営組織等の特徴はなんですか?

A4 法人化により各大学の裁量は拡大しました。各大学自身でよりよい運営を行っていくため意思決定システムには次のような特徴があります。
   ・学長については、学外の有識者も参画した「学長選考会議」が、適任者を選考
   ・理事のうち1名は学外から任命
   ・重要事項については「役員会」の議を経る
   ・経営に関する重要事項は「経営協議会」で審議(学外の有識者(半数以上)と学内の代表者とで構成)
   ・教育研究に関する重要事項は「教育研究評議会」で審議(学内の代表者で構成)



Q5 中期目標・中期計画とはなんですか?

A5 6年間にわたる大学運営の基本的な方針を、「中期目標」として設定・公表し、また、それを達成するために「中期計画」を定めています。
 具体的には、国立大学法人で「中期目標」の原案を作成し、その原案に配慮した上で、文部科学大臣が6年間にわたる中期目標を定め国立大学法人に示します。それを受け、各国立大学法人は、中期目標を達成するための計画を中期計画として作成し、文部科学大臣の認可を受けます。
 また、中期目標の策定及び中期計画の認可に当たって、文部科学大臣は国立大学法人評価委員会の意見を聴くことになっています。



Q6 国立大学法人の評価は何のためにあるのですか?誰が評価するのですか? 

A6 第三者評価を行うことにより、大学運営の質的向上と社会への説明責任を確保しています。評価は文部科学省に設置された国立大学法人評価委員会が行います。国立大学法人評価委員会は、各年度及び中期目標期間終了時に、中期目標・中期計画に記載された事項について達成状況を評価します。また、中期目標期間終了時の評価にあたっては、独立行政法人大学評価・学位授与機構が行う教育研究評価の結果を尊重します。

参考HP:
  国立大学法人評価委員会(文部科学省HP)
  国立大学及び大学利用機関の教育研究活動の評価((独)大学評価・学位授与機構HP)



Q7 国立大学は全部同じなのでしょうか

A7 国立大学は明治10年(1877)に東京大学が設置されて以来、継続的に日本の高等教育を担い、様々な制度改革を経て今日まで至っています。また、個々の国立大学は、設置理由、設置時期、学部構成、学生規模等が違い、それぞれの歴史と伝統が現在まで脈々と受け継がれ、校風や現在の運営につながっています。ですので、個々の国立大学について、各大学HPや大学史等を参考にし、それぞれの個性と特色とその他の国立大学との違いを理解することが重要です。

※明治期以来の高等教育制度の変遷については、次のHPを参考にしてください。
  ・学制百年史(文部科学省HP)
  ・学制百二十年史(文部科学省HP)

 ※個々の大学については次のリンク先から、各国立大学HP等をご参照ください。
   ・各国立大学HP一覧
   ・国大協の会員紹介(各大学を紹介した名簿です)
   ・国立大学の広報誌等一覧