第1部 国立大学における身体に障害を有する者への支援の現状
3 大学内の施設・設備について

 大学内の施設・設備の進捗状況は、完了済みがかなり少ない。大半の大学が現在整備されつつある状況にあるが、整備されていない大学も10%前後見られる。

3-1  受講(実験、実習、実技を含む)する際のアプローチ上での整備
 施設等の整備が完了済みの大学は18校(18%)しかない。整備されつつある大学が75校(7a6%)、整備されていない大学が5校(5%)ある。












3-2  事務手続きを行う際のアプローチ上での整備
 施設等の整備が完了済みの大学は24校(24%)である。一方、整備されつつある大学が63校(64%)、整備されていない大学が11校(11%)ある。











3-3  福利厚生施設を利用する際のアプローチ上での整備
 施設等の整備が完了済みの大学は20校(20%)である。一方、整備されつつある大学が64校(64%)、整備されていない大学が14校(14%)ある。









3-4 現在、整備を進めている・検討している設備
 現在、整備を進めている主なものは、玄関等のスロープ(46校)、身障者用のトイレ(46校)、身障者対応のエレヘーター(43校)、玄関等の自動ドア(34校)、身障者用の駐車場・駐車スペース(23校)、視覚障害者用の誘導ブロック(19校)、室内の車椅子用座席(10校)であり、肢体不自由者用の設備がほとんどである。視覚障害者用の設備は少し見られるが、聴覚障害やその他の障害に対応した設備はあまり見られない。このことは、「検討している設備」、「未整備の設備で、最優先とされる設備」についてみても同様のことが言える。






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