国立大学協会

トップ >東日本大震災への対応 >国立大学協会の震災からの復旧と日本再生への取組 >弘前大学人文学部ボランティアセンター ボランティア活動の実施【弘前大学】

弘前大学人文学部ボランティアセンター ボランティア活動の実施【弘前大学】

弘前大学人文学部ボランティアセンターの活動

 弘前大学人文学部ボランティアセンターは、東日本大震災の復興を大学の学識とマンパワーを活用して支援する目的で設立されました。登録者は、2011年6月23日現在、学生267名、教員16名、市民31名の計314名で、増加の一途をたどっています。
 主な活動は、日帰りバスで、週に一度、津波の甚大な被害を受けた岩手県野田村へ向かい、現地の被災者宅の瓦礫撤去や支援物資の仕分けを援助することです。4月12日から6月23日までに、バス運行回数は計12回で、活動経験者は延べ350名に上ります。
 当センターの震災復興支援の特色は、弘前市や市民団体と連携し、対象地を野田村に定めている点です。ボランティア活動を通じて、一方的な支援のみでなく、参加する学生、教員、市民の相互間で、また野田村の被災者との間で、交流が図られつつあります。
 近時は、ボランティアバスの運行に加えて、避難所から仮設住宅に入居した被災者を見守り、漁村を調査訪問して復興ニーズを把握しているほか、弘前市の小学生の書いた励ましの手紙を届けるなど、野田と弘前のいっそうの地域活性化と交流に向けた活動を展開しています。


※写真
  左上:土管の汚泥撤去
  右上:バス前のボランティア集合写真  
  左下:畑の瓦礫撤去
  右下:支援物資の仕分け