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 「放射線量等分布マップの作成に向けた空間線量測定及び土壌調査」に参加 【大阪大学】

土壌サンプル徴収の様子

 大阪大学は、政府原子力災害対策本部の「環境モニタリング強化計画」及び「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針」に基づき、文部科学省「放射線量等分布マップの作成に向けた空間線量測定及び土壌調査」に協力しました。
 6月6~14日及び6月27~29日に福島県二本松市を本拠地として、全国から70を超える研究機関等(大学・大学共同利用機関、独立行政法人、医療法人等)やボランティア企業が土壌サンプル採取を行いました。
 土壌採取地域は福島県全域及び福島第一原子力発電所から半径100km圏内で行い、80km圏内は2kmメッシュ、80km以遠は10kmメッシュで区分分けし、各地点で土壌の採取及び空間線量率の測定を行いました。土壌採取に参加した延べ人数は約1000人/日でした。放射性核種分析のため、採取した土壌は全国19機関に配付され、地上に降ったCs-134, Cs-137, I-131等の放射性物質の蓄積状況が、多数の高分解能ゲルマニウム検出器によって測定されました。