参加大学
弘前大学 岩手大学 東北大学 宮城教育大学 秋田大学 山形大学 福島大学 新潟大学
私たちの取り組み
アライアンスのもとには現在3つの連絡協議会(数理・データサイエンス・AI教育連絡協議会、教員養成連絡協議会、教育の創造的連携連絡協議会)が設置されている。このうち、教員養成連絡協議会については本誌74号の11ページで紹介していることから、今回は残る2つの連絡協議会を紹介する。
AIMD教育で地域の問題を解決
アライアンスの活動は、数理・データサイエンス・AI(AIMD)教育に関する連携から始まり、「数理・データサイエンス・AI教育連絡協議会」が設置された。そこでは各大学の取り組みやノウハウの情報共有が行われており、2025年6月までに9回開催されている。各大学は地域の産業界や自治体との顔の見える親和的な関係を築いており、ニーズに即した人材育成や産学連携を進めている。また、AIMD教育の再構築・更新にも積極的に取り組み、ほとんどの大学がMDASH認定を受けている。このように、アライアンスを構成する国立大学は地域と世界をつなぐ結節点として機能しており、大学間のネットワーク構築を進めるAIMD教育東北ブロックの活動と合わせて地域の課題解決に貢献している。

業団体が参加するDXリスキリング演習デモ
経営と教育研究の充実を目指して
一方、「教育の創造的連携連絡協議会」(事務局:山形大学)は2025年4月に設置された新しい連絡協議会である。設置の背景には、「わが国の将来を担う国立大学の新たな将来像」(2025年3月31日、国立大学協会)において示された、「各国立大学は、統合の可能性も視野に入れたさまざまな連携と再編を通じ、各大学自身とその総体である『国立大学システム』の力を強化・増大させる」という考え方がある。こうした考え方を踏まえ、今後の東北地方・新潟県において社会経済の変化、急速な少子化が見込まれる中での各大学の創造的な発展に向けて、限られた教育資源を大学間連携・協力により最大限に活用し、各大学の経営および教育研究の充実に寄与することを、連絡協議会の設置目的としている。5月22日には第1回会議を開催し、本連絡協議会の設置の趣旨や、各大学の現状と課題について情報共有を行うとともに、今年度の具体的な検討内容等について意見交換を行った。今後は、短期的には現行教育プログラムでの2026年度からの個別連携、中・長期的にはブロック単位の連携体制のコンセプト策定を目指す。
このようにアライアンスは、豊かな東北の創造を実現すべく、その活動の裾野を広げている。