国大協「令和7年度国立大学法人ユニバーシティ・デザイン・ワークショップ」を開催しました(9/11~13)
お知らせ
国立大学協会は、9月11日(木曜日)から9月13日(土曜日)にかけて、L stay&grow南砂町(東京都江東区)において、2泊3日の合宿形式による「ユニバーシティ・デザイン・ワークショップ」を開催しました。
この研修会は、国立大学法人及び大学共同利用機関法人における将来の経営人材を育成するため、マネジメント力の向上とともに参加者間のネットワークの構築を図ることを狙いとして、平成30年度から開始したものであり、今年度は各機関の所属長から推薦された68名の理事、副学長、部局長等が参加しました。
研修会では、初日に三井物産株式会社社外取締役の石黒不二代氏から「Beyond the limit」、2日目に学校法人東京家政学院理事長の吉武博通氏から「いま求められる変革とリーダーシップ」、大学改革支援・学位授与機構特任教授の竹中亨氏から「日本の大学改革の「常識」を問う」と題し、それぞれご講演いただきました。
また、2日目のモーニングセミナーにてファシリテーターである東海国立大学機構理事・名古屋大学副総長の木村彰吾氏から「国立大学法人の経営と財務」、3日目に同じくファシリテーターである山口大学特命理事・副学長の進士正人氏から「大学等連携推進法人 育成のもがき」と題し、それぞれご講演いただきました。
参加者には、大学マネジメントに関する文献の講読や、ビデオ教材の視聴等を事前に課しており、それらを踏まえて、自大学のあるべき姿・現状や課題などについてレポートを作成したうえで研修会に臨んでいただきました。研修会の中では、事前レポートと3つの講演の内容をもとに、グループに分かれて中間報告を交えつつ3回、計4時間40分にわたる活発な討議を行ったほか、グループ討議の内容を踏まえ2回、計3時間の全体討議を行いました。
開催後のアンケートでは参加者より、「グループ討議など、普段とは異なる経験ができて有意義だった。また様々な分野の方々と交流でき良い経験となった」「2040年の大学という視点から、多岐にわたる講演とワークショップに参加できたことは、自学の将来を考える上でもとても有意義なものとなった」といったコメントが寄せられました。
開会挨拶をする 松尾清一 国立大学協会事業実施委員会委員長
(東海国立大学機構長)
講演をする 石黒不二代 氏
(三井物産株式会社 社外取締役、東海国立大学機構 経営協議会外部委員)
講演をする 吉武博通 氏
(学校法人東京家政学院 理事長、筑波大学 名誉教授)
講演をする 竹中亨 氏
(大学改革支援・学位授与機構特任教授、大阪大学名誉教授)
猿渡康文 氏 ファシリテーター座長
(筑波大学 大学執行役員(大学経営推進担当)、大学経営推進局長)
木村彰吾 氏 ファシリテーター
(東海国立大学機構 理事、名古屋大学副総長)
進士正人 氏 ファシリテーター
(山口大学 特命理事・副学長(人事給与マネジメント改革・地域連携担当))
研修の様子
研修の様子