国立大学協会は、1月16日(金)に第24回国立大学未来共創シンポジウム「社会と学術をつなぐ人材の育成」をオンラインで開催しました。本シンポジウムは今年度より、従来の「大学改革シンポジウム」から名称を改め、高等教育機関が社会と共に未来を創造するための課題やアイデアを広く議論する場として企画されたものです。
今回は『社会と学術をつなぐ人材の育成』をテーマとし、基調講演、事例紹介、パネルディッションを通じて、アカデミアと社会をつなぐ人材の重要性や育成の課題について、議論を深めました。
基調講演では、藤垣裕子氏(東京大学 理事・副学長)に「学術と社会をつなぐ~壁を越える力をいかに身につけるか」と題してご登壇いただきました。学術と社会をつなぐとはどのようなことなのか、また分野や立場の違いといった「壁」を乗り越えるためのリベラルアーツ教育や、異分野を往来することの重要性についてご講演いただきました。
続く事例紹介では、様々な立場で「つなぐ」を実践する3名にご登壇いただきました。水町衣里氏(大阪大学 准教授/URA)よりつなぐ人材を育成する大学での実践事例を、中村景子氏(株式会社スペースタイム 代表取締役)よりサイエンスコミュニケーターとしてプロの経験とスキルを、駒居幸氏(人間文化研究機構 特任助教)より人文知コミュニケーターの取り組みをそれぞれご紹介いただきました。その後のパネルディスカッションでは、上記登壇者4名に林佳世子専務理事(当協会)が加わり、参加者からの質問も交えながら活発な議論が繰り広げられました。
当日は高等教育関係者、学生、産業界などから277名にご参加いただき、参加者からは、「学術と社会を俯瞰して考える良い機会となった」、「市民と大学の壁だけでなく、学問分野の間など、様々な壁の存在に気づかされた」、「分野の壁を越え、社会とアカデミアをつなぐ人材の重要性が伝わってきた」、「学生として、学部を越えた活動の必要性を感じた」などのコメントが寄せられました。
