私たちの取り組み
柔軟なカリキュラムと学びやすい受講環境
東京科学大学は、2017年に採択された「文部科学省データ関連人材育成プログラム」の推進を目的に、医療・創薬データサイエンスコンソーシアムを設立。参画機関がリソースを持ち寄り、データサイエンス人材育成プログラムを開講しました。本プログラムには、博士人材コース(主に博士課程大学院生対象)、医療人材コース、企業人材コースを設け、それぞれ基礎編と応用編で構成しています。受講者の多様なニーズに応えるべく、講義科目と実習科目を自由に選択できるようにカリキュラムを設計しました。
また、この分野の技術進歩は著しく、年度の途中であっても、受講者の要望に応えて新規科目やワークショップを開講するなど柔軟なプログラム運営を心がけています。さらに、多忙な社会人の利便性を考え、講義科目は平日夜間にオンラインで、実習科目は土曜日や祝日に対面とオンラインを織り交ぜて実施するほか、e-Learning システムでも学習が可能なプログラムとなっています。

社会実装を支える発展プログラム
現在、第一期の受講者が修了して7年以上経過し、受講者OB・OG も1,170 名(2026年1月時点)に達し、各方面で活躍されています。OB・OG と東京科学大学教員との共同研究や、学内の非常勤講師や客員教員として後進の指導に取り組む方も増えました。近年は、自身のアイデアを社会実装し、医療や社会課題の解決に挑戦しようとするOB・OG も増えています。
このような社会起業家を応援するため、2021年度から東京都の助成のもとアントレプレナー育成プログラム、2023年度からは経済産業省の助成のもと医療DX イノベーション人材育成プログラムを開講し、事業構想の具現化に向けて支援しています。
医療DX イノベーション人材育成プログラムでは、実際にデジタルテクノロジーを活用してアプリや機器などのプロトタイピングに取り組んでおり、その成果は万博関連イベントでの展示、自治体(内閣府デジタル田園健康特区)における実証実験、さらには大手企業との新規事業開発に発展したシーズもあります。
これらの事業推進を担う医療・創薬イノベーション教育開発機構はネットワーク型組織として、社会的要請に迅速に応える機動力を有しています。受講料収入で持続的な事業運営が可能になっている点も成長要因のひとつです。サイエンスからテクノロジーへ、テクノロジーからインダストリー(社会実装)へ、これからもリカレント教育事業を起点にイノベーション人材を輩出します。

※本記事に掲載している情報は、2026年3月時点のものです。