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第77号

2026年3月

広報誌「国立大学」 第77号
学びは終わらないー大学と共に歩むリカレントの道ー

Challenge!国立大学

未来教育共創の結び目となり、大阪から日本の教育を変えていく。

未来教育共創の結び目となり、大阪から日本の教育を変えていく。

大阪教育大学

大阪教育大学は2022年3月に「教員養成フラッグシップ大学」に指定され、教員養成の在り方自体を変革していくためのけん引役を担うこととなりました。日本の教育課題が縮図化している大阪において、多様な主体と協働しながら、教員の養成・研修や学校教育の高度化に取り組み、それらによって生み出された成果事例を発信することで、大阪から日本の教育を変えていくことを目指しています。

私たちの取り組み

「教員養成フラッグシップ大学」と「みらい教育共創館」

教員養成フラッグシップ大学に求められる役割として、「ダイバーシティ教育を基盤とした教員養成プログラムなどの開発」や「地域連携プラットフォームの拠点の構築および『学び続ける教員を支えるプラットフォーム』の構築」が挙げられます。この役割に対応する取り組みとして、2024年4月に「みらい教育共創館」を天王寺キャンパスに設置しました。このみらい教育共創館では、特に教育委員会・企業と連携して実施している「みらい教育セミナー」に注力し、学校教育の高度化を目的とした取り組みを進め、日本全体の教育レベルの向上に寄与することを目指しています。

指導力の専門性と実践の応用力を再構築する「みらい教育セミナー」

みらい教育セミナーでは以下のように多岐にわたるテーマで展開しており、教員のリカレント・リスキリング教育に関するセミナーも実施しています。
・多様性を尊重するダイバーシティ教育
・主体的・対話的な深い学び
・DX やデータを活用した新しい教育
・学習者中心の授業のデザイン など

みらい教育共創館

例えば「教育現場の働き方改革 ~生成AI がもたらす校務効率化の新時代~」では、生成AI を活用した校務の効率化についての取り組み事例や、本学の包括連携企業による教育現場や教職員の校務支援に特化した生成AI アプリについての活用方策と可能性について発表しました。

「みらい教育セミナー」のイベント例

また、「エビデンスベースの学校改革―ポジティブ行動支援を中心として―」では、学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)や多層支援システム(MTSS)を中心に、教育に関わる最新の実証研究に基づくエビデンス/データ活用について紹介。エビデンスや自校のデータを活用しながら、学校改革にどのように取り組むかを参加者が実践的に検討しました。

さらに、「教員のための発達障害学習教材の教育現場活用研究」では、さまざまな事例をバーチャル体
験し、行動の原因について理論的な基礎知識を学び、問題行動によるトラブルに対して教師がどう対応すべきかをAI 技術を活用して実践的に考える本学開発の学習用教材体験会を行いました。

このように、みらい教育セミナーでは、生成AI、エビデンスやデータ活用をはじめ、GIGA スクール端末、デジタル教科書、映像DX など、教育課題や進化する教育現場に対応するための教員のリカレント・リスキリング教育に資するセミナーを多数開催し、参加者の満足度は98%を超えています。

※本記事に掲載している情報は、2026年3月時点のものです。

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