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第78号

2026年7月

広報誌「国立大学」 第78号
いま広がる、博士人材の活躍

Challenge!国立大学

社会の多様なセクターとの共創を基盤にグローバルな新価値を創造する博士人材を育成

社会の多様なセクターとの共創を基盤にグローバルな新価値を創造する博士人材を育成

金沢大学

金沢大学では、2026年4月に新設した大学院教育先導機構(OEGE)が中心となり、未来への新たな価値を創造し、グローバル社会の持続的な発展を牽引する博士人材「新価値創造人材」の育成を目指します。連携大学である北陸先端科学技術大学院大学、参画大学である富山大学、福井大学および国内外の多様なセクターと協働し、博士人材の成長と価値の伸長を支える大学院教育の実現に向けた取り組みを加速します。

文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業(FLAGs)
令和7年度採択:事業名

多面的な連携が生み出す「知」の共創と往還による新価値創造人材の育成・輩出拠点

私たちの取り組み

金沢大学が目指す10年後の将来像は、「国内外の優秀な学生に選ばれ、新たな価値を創造する博士人材を育成し、我が国と世界へ持続的に輩出する大学」です。その実現のため、国際的な研究教育環境の充実と産学連携を両輪として、多様なセクターとの協働により博士人材を育成する大学院教育への転換に取り組みます。

大学院教育の3フェーズの課題解決を
一体的に推進

大学院教育、とりわけ博士課程教育は、教育と研究の結節点であり、イノベーションの源泉です。これまでの博士人材育成の成果と課題を踏まえ、①大学院入学前、②大学院教育、③修了後の3フェーズを一体的にとらえ、大学院教育改革を加速します。その中核を担うのが、大学院教育先導機構(OEGE:Organization for Excellence in Graduate Education)です。OEGEでは、プログラム開発部門とキャリア共創支援部門が連携し、大学院教育の高度化と国際連携・産学連携の拡充を一体的に進めます。

各フェーズの具体的な取り組みとして、①大学院入学前では、本学の教育研究活動の認知度向上と、博士後期・博士課程まで一貫したキャリア形成教育・人材育成の強化に取り組みます。②大学院教育では、大学院教育の高度化と開放的・共創的な博士課程教育への転換を進めます。③修了後では、多様なロールモデルの共有とキャリアパスの拡充を通じ、博士人材の活躍の場となる社会の受け皿の整備・拡充を推進します。これら3つの課題解決の取り組みを連関させることで、博士人材の育成から社会での活躍、そして次代の博士進学者へとつながる持続的な好循環の創出を目指します。

徹底した国際連携・産学連携で育む博士人材
-大学自身の「変革」と社会の「変容」-

本学が目指す大学院教育改革は大学だけで完結できるものではなく、連携大学・参画大学に加え、社会の多様なセクターとの協働が不可欠です。産業界や官公庁、国内外の学術機関や国際機関等で活躍する学外の方々に、コースワークや実践経験機会における研鑚、研究指導、メンタリングに参画いただくことで、社会との接点を強化した大学院教育・研究を展開します。また、教員と学生双方の意識変容をうながすとともに、博士人材の可能性と魅力について社会と大学の相互理解を深め、社会の変容に働きかけることで、幅広いフィールドへの博士人材の輩出に取り組みます。

国内外からの博士進学者の増加を図るとともに、社会の多様なセクターとの多面的な連携による「知」の共創と往還のなかで、「新価値創造人材」を育成・輩出する拠点形成を目指します。

金沢大学大学院教育先導機構キックオフシンポジウムでの産学共創クロストーク
産学民それぞれで活躍する博士人材を招き異分野融合で社会課題解決構想を提案

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