
文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業(FLAGs)」
令和7年度採択:事業名
名大ビジョンR16:社会に羽ばたく高度博士人材の育成
私たちの取り組み
名古屋大学は、社会の多様な分野で活躍し、複雑化する社会課題の解決に貢献できる博士人材の育成に取り組みます。研究分野の高度化や国際的な研究競争の進展にともない、博士人材には分野横断的な視野や国際的な環境で活躍できる力が求められています。こうした背景を踏まえ、大学院教育の改革を通じてより柔軟で国際的な教育研究環境の整備を進めます。
大学院教育改革を支える8つのビジョン
取り組みの柱となるのが次に示す「8つの改革ビジョン」です。
(1)国際交流を促進するカリキュラムの検討
海外大学との学生交流や留学を進めやすくするため国際的な学年暦との整合も視野に入れたカリキュラム編成を検討しています。
(2)授業の英語化による国際共修環境の充実
学生が英語で議論できる力を育成するため、科目の特性や教育効果を踏まえつつ英語による授業やディスカッションの導入を進め、日本人学生と留学生が共に学ぶ国際共修環境の充実を図ります。
(3)研究科の一専攻化による柔軟な教育体制
研究科の「1研究科1専攻」体制への再編を目指し、分野横断的な教育や社会ニーズの変化に柔軟に対応できる教育研究体制を整備します。
(4)修士・博士一貫のPh.D.コースの設置
各研究科に修士・博士一貫のPh.D.コースの設置を進め、体系的な博士人材育成を推進します。
(5)留学生比率の拡大による多様性の向上
多様な文化的背景を持つ学生が共に学ぶ環境を充実させるため、留学生の受け入れ拡大を図ります。
(6)戦略的パートナー大学との連携強化
海外大学との連携を深め、大学院生の交流や共同教育・研究の機会を拡大します。
(7)産官学連携教育の推進
企業内に大学の研究室を設置する「オフキャンパス研究室」や、大学内に企業研究拠点を設ける「オンキャンパス研究室」などを通じて、産官学連携による教育研究を発展させます。
(8)大学院教育の重点化
これまで実施してきたリーディング大学院や卓越大学院プログラムなどで培われた成果を全学に展開し、博士課程教育推進機構を中心に、分野横断的な教育プログラムやキャリア支援、経済支援を充実させ、博士課程学生が研究に専念できる環境づくりを進めます。
これら8つの改革ビジョンを通じて本学は国際連携や産学官連携をさらに深化させながら、広い視野と強い意志を持ち、社会課題の解決に貢献できる博士人材の育成に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、世界と社会に新たな価値を創出する研究大学として、さらなる発展を目指します。
