
文部科学省「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業(FLAGs)」
令和7年度採択:事業名
「持続可能な発展を導く科学」を実践する世界的大学院教育拠点形成
私たちの取り組み
広島大学は、「『持続可能な発展を導く科学』を実践する世界的大学院教育拠点」となることを目指し、抜本的な大学院教育改革を推進します。
大学院教育改革を推進する4つの柱
(1)徹底した国際化と国際ハブ機能の強化
「ASEAN・南アジア・アフリカ諸国と欧米諸国をつなぐ国際ハブ大学構想」の下、若手教員と博士課程学生のペア派遣や海外サテライトラボの形成を進め、インドのビルラ工科大学等との接続プログラムを皮切りに、優秀な留学生獲得と博士課程進学率向上を目指します。また、東広島市、呉市と広島大学が、自治体の行政資源と大学の教育・研究資源を融合しながら活用して地方創生に取り組む「Town & Gown構想」に基づき、留学生の地域課題解決プロジェクトを通じた国内就職も強力に支援します。
(2)産学連携による高度な博士人材育成
研究指導教員と、企業人や起業家等の多様な専門家(モデレーター)による「ダブル指導教員制度」を導入し、高度な専門性とトランスファラブルスキル(※1)の両立を図ります。Industry Advisory Board (※2)と共創したカリキュラムにより、「高度専門人材」「研究マネジメント人材」「世界トップレベル研究者」のキャリア別プログラムを展開し、入学時から将来像を明確化させます。また、広島大学と参画大学の学生が大学や分野の枠を越えて、社会問題解決に取り組むイノベーションクラスやPBL(※3)を通じ、多角的な問題解決能力を養成します。社会人には、実務経験を単位認定するモジュール型教育を提供し、求められる能力の変化に応じ、学ぶことができるプログラムを提供します。
(3)大学院教育推進機構によるマネジメント体制と人事制度の抜本改革
学長をトップとする「大学院教育推進機構」を新設し、組織横断的な管理体制を構築します。独自指標AKPI®を活用した教員人事の重点配置や、博士指導に専念することができる「博士課程教育重点教員」制度の導入により、博士課程教育へのリソースを集中させます。これにより、博士人材の輩出規模拡大と、博士号取得率向上を目指します。
(4)中四国地域博士人材教育コンソーシアムによる博士課程教育の横展開
「中四国地域博士人材教育コンソーシアム」を創設し、また、参画大学である島根大学、岡山大学、山口大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、高知大学へ教育プログラムを横展開します。広島大学が中核拠点となり、地域一体となって博士人材を育成し、地域活性化に寄与することを目指します。
これらの取り組みにより、日本のイノベーションを推進するリーダーとなる博士人材の育成を推進します。

※1 汎用的能力
※2 産業界等の委員で構成される諮問委員会
※3 課題解決型学習