第5回大学改革シンポジウム

<テーマ> 国立大学の改革とその在り方
<目的>  法人に移行して4年目を迎えた国立大学は、国立大学法人法などの基本法 の適用、経営協議会等への学外者の参画、中期目標・計画とその実行に対 する年度評価などの一連の制度設計をこなしながら、自主自律的な運営を軌 道に乗せつつある。
国立大学協会は、これまで法人運営に必要なマネジメントに関わるセミナー や損害賠償保険の事業を進め、その一方で大学改革に向けたシンポジウム を開催してきた。87の国立大学法人は今や、個性化・多様化・競争をキー ワードとして、大学改革に積極的に取り組みつつある。18才人口の減少に加 えて、効率化係数などによる運営費交付金の削減、さらには総人件費改革な ど、大学を取り巻く情況が一段と厳しくなる中で、大学は自らの個性化や外部 資金の獲得に向けて競争意識を高めざるを得ないし、国公私立の大学を交 えて個性化を支援する各種GPの制度もこのような改革にはずみをつけてい る。
我が国の国造り計画「イノベーション25」の最終まとめに向け、政府部内の 諸会議において、大学・大学院改革についての活発な議論が展開されている が、この問題に対しては国立大学に限らず、人材育成に責任を持ち、かつ、 そのことを自負してきた高等教育機関を挙げて論ずべきことであろう。
本シンポジウムは、私立大学や産業界からのご意見もいただきながら、標 記のテーマについての話題提供を受け、国立大学が進める大学改革と在り 方についてのパネル討論を実施する。
多数の皆さんの参加をお願いいたします。
<対象> 国立大学法人等の役職員等、高等教育機関の関係者
<定員> 300名程度
<会場> 学術総合センター 一橋記念講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
<日時> 平成19年5月15日(火) 13時00分~16時40分
<内容> 【話題提供】
◎国立大学を取り巻く最近の状況
◎国公私が共存した我が国の高等教育の在り方
◎経済界が期待する人材育成
【パネル討論】
◎国立大学の改革とその在り方
-大学・大学院改革、国際化、研究拠点化、人材育成など-