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「第4期中期目標期間へ向けた国立大学法人の在り方について―強靭でインクルーシブな社会実現に貢献するための18の提言―」の公表について(6/21)

お知らせ提言等

国立大学協会では、このたび「第4期中期目標期間へ向けた国立大学法人の在り方について―強靭でインクルーシブな社会実現に貢献するための18の提言―」を取りまとめましたので、公表します。

 

「第4期中期目標期間へ向けた国立大学法人の在り方について
―強靭でインクルーシブな社会実現に貢献するための18の提言―」の公表に当たって

 

 国立大学は、2004年4月に法人化されて以来17年が経過し、来年4月に第4期中期目標・中期計画期間を迎えることとなります。私たちは次期中期目標・中期計画期間を目前にし、国立大学は個々に、また総体として、我が国の持続的な発展と強靭でインクルーシブな社会の実現に向けて果たすべき役割を再認識した上で決意を新たにするとともに、これからの国立大学の在り方について18の提言として取りまとめ、広く社会に対して公表を行うことといたしました。

 国立大学は創設以来、世界最高水準の教育・研究の実施や重要な学問分野の継承・発展、全国的な高等教育の機会均等の確保といった役割を担ってきました。
 これらの設立以来の役割に加え、国立大学は社会の発展のために、機能を強化・拡張します。具体的にはSDGsの実現、グリーン・リカバリー、カーボンニュートラルの推進等の地球規模課題を解決するとともに災害や感染症等に対応する、高度にレジリエントで持続可能かつインクルーシブな社会の構築に貢献します。また、デジタル技術を駆使した教育・研究・社会貢献の機能強化、人工知能技術、ビッグデータ解析に長けた人材の育成を行うとともに、様々な地域に住む国民のすべてが発展成長するため、地方創生の中核としての役割を強化します。
 国立大学は、強靭でインクルーシブな社会を実現し、これまで以上に地域・国・世界に貢献するため、多様なステークホルダーの皆様とともに前進し、持てる総力をつぎ込む覚悟です。
 是非ともご一読いただき、国立大学の今後の活動に対して、ご理解と力添えをいただければ幸いです。

 

令和3年6月14日
国立大学協会 会長 永田恭介

 

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