国立大学協会「2021年度 ユニバーシティ・デザイン・ワークショップ」を開催（9/3～9/4）

国立大学協会は、9月3日（金）から9月4日（土）にかけて、ユニバーシティ・デザイン・ワークショップをオンラインにて開催しました。

この研修会は、国立大学法人及び大学共同利用機関法人における将来の経営人材を育成するため、マネジメント力の向上とともに参加者間のネットワークの構築を図ることを狙いとして、2018年度から開始したものであり、今年度は各機関の所属長から推薦された55名の理事、副学長、部局長等が参加しました。

研修会では、情報・システム研究機構監事及び筑波大学名誉教授の吉武博通氏から「大学組織改革とリーダーシップ〜国立大学の未来を拓くために〜」、内閣府総合科学技術・イノベーション会議常勤議員の上山隆大氏から「世界の高等教育の変貌とCSTIでの大学改革」と題し、それぞれご講演いただきました。

参加者は、自大学のあるべき姿、現状とそのギャップを埋めるために必要なことについて大学マネジメントに関する文献の講読やビデオ教材の視聴等を行った上でレポートを事前に作成し、研修会に臨みました。研修会の中では、事前レポートと2つの講演の内容をもとに、グループに分かれて計4回、5時間にわたる活発な討議が行われ、さらにグループ討議等の内容を踏まえて計3回、4時間半の全体討議を行いました。

【グループ討議のテーマ】
１）高等教育を取り巻く環境、政策動向、ビジョンを構想するための視野と能力
２）参加者の所属大学の将来像とそれを実現するための方策や課題
３）戦略の構築、組織・仕組みの整備、リーダーシップ

イントロダクション・オリエンテーションをする
松尾清一国立大学協会事業実施委員会委員長（東海国立大学機構長）

吉武博通 氏（情報・システム研究機構監事、筑波大学名誉教授）

上山隆大 氏（内閣府総合科学技術・イノベーション会議常勤議員）

全体討議の様子