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IAU 2018 International Conference(国際大学協会2018年次国際会議)に参加(11/14-15)

お知らせ

 IAU 2018 International Conference(国際大学協会2018年次国際会議)が、マレーシアのクアラルンプールで開催され、国立大学協会からは角田賢次参事役ほか2名の職員が参加しました。今回のテーマは、「Higher education partnerships for societal impact」で、70を超える国・地域から約300名の高等教育関係者が参加しました。

 IAU(国際大学協会)は、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)のプログラム実施において協力関係を有するNGO(非政府組織)であり、1950年にUNESCOの下に、世界全域にわたる教育の発展と、そのための高等教育研究機関相互の組織的な協力の発展を目的として設置された国際コンソーシアム組織です。IAUは世界で最も多くの大学が加盟する大学等高等機関間連盟であり、130か国以上の616大学等(うち、日本は24大学)、33団体(うち、日本は2団体)が加盟しています(2016年12月現在)。

 このInternational Conference(年次国際会議)は、世界各国の高等教育関係者が一堂に会し、共通の課題等について話し合うもので、総会の開催年を除き、毎年開催されています。国立大学協会は2016年にIAUに団体加盟して以来、3回連続してこの会議に参加し、各国の関係者と情報を共有してまいりました。

 今年は11月14日に開幕し、会議の冒頭、Pam Fredman IAU会長およびAbdul Rahim Hashimマラヤ大学副総長による開会挨拶が行われました。

 その後、2日間で、全体討議が3セッション、分科会が3セッション(1セッションが4セクションに分かれて実施)開催され、高等教育と地域貢献や国際化の在り方、持続可能な開発目標(SDGs)にかかる各国の取組み等、様々な視点から活発な意見交換が行われました。

 2日目(11月15日)のセッション(Case studies: informing policy development)には、国立大学協会から角田賢次参事役が登壇し、「A Future vision of National Universities of Japan」と題した発表を行いました。講演では、日本の高等教育にかかる現状を説明するとともに、国立大学協会が今年1月にとりまとめた「高等教育における国立大学の将来像」の内容を踏まえて、今後の国立大学の方向性についても説明しました。

 会議の最後には、総括としてクロージングカンファレンスが行われ、盛会のうちに閉会しました。次回は2019年11月にメキシコのプエブラで開催されることもあわせて発表されました。

 国立大学協会では、今後も海外の大学団体等と連携して、日本の高等教育に関する情報を積極的に発信していきます。

 
 
 


 

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カンファレンス会場の様子

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開会挨拶するPam Fredman IAU会長

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登壇者によるディスカッションの様子

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質問する会場の参加者

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セッションで発表する角田国立大学協会参事役

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発表を聴く各国の参加者