東海・信州国立大学等連携プラットフォーム(C²-FRONTS)

東海・信州の国立大学等が連携し、地域課題の解決と国際競争力の強化を目指す

東海・信州国立大学等連携プラットフォーム(C²-FRONTS)

信州大学・静岡大学・浜松医科大学・東海国立大学機構・岐阜大学・名古屋大学・愛知教育大学・名古屋工業大学・豊橋技術科学大学・三重大学

連携の概要

東海・信州 国立大学等連携プラットフォーム(C²-FRONTS ※) は、東海・信州地域の8国立大学法人9大学と6国立高等専門学校が連携して、地域全体の発展に貢献し、国際競争力を高め、多様な課題や社会からの要請に柔軟に対応できる体制として、2024 年1月に設置され、その後、信州大学および6国立高等専門学校が加わり、現体制となった。
※Collaboration and Co-creation Framework of National Universities and Colleges in Tokai and Shinshu

私たちの取り組み

C²-FRONTS は、各大学等が強みや特色を発揮し、地域全体で連携することを重視している。産業界・自治体・教育界とゆるやかにつながり、研究・産業の連携、教育・学生交流面での連携、国際交流・留学生の受け入れなどでの連携、大学運営に関する共通基盤整備などにおいて情報交換と議論を重ね、諸課題の解決と地域全体の人材・資産・資金の好循環を目指している。

9つのタスクフォースで課題を解決

このような取り組みのひとつとして、各大学等から提案された個別テーマごとに参加希望機関が連携する「タスクフォース」を設置している。現在9つのタスクフォース(①キャンパス国際化教育の共同開発とその相互活用、②コンソーシアム方式における博士課程教育の共同実施、③東海・信州における博士人材の活躍促進に係るコンソーシアムの形成、④次世代半導体センサ・MEMS 研究拠点の形成、⑤デジタルプラットフォーム協創、⑥カーボンニュートラル、⑦アクア・リジェネレーション分野のソリューションの実証と普及および実証タウンを核とした求心力ある地域づくりに関する研究拠点の形成、⑧地域連携型半導体人材育成拠点の形成、⑨人口激減期における持続可能な教員養成) において、各テーマの課題解決を目指し、活動している。

多様なステークホルダーと共創

また、次世代の大学運営を担う人材が大局的な視野から25年後の東海・信州圏の国立大学のあり方やビジョンを議論することで、国立大学の改革や連携の議論と取り組みが継続的に行われることを目的とした「東海・信州 国立大学連携・共創ワークショップ」を実施している。2024年度は3月6~7日に開催し、各機関のマネジメントを現在または将来を担う人材である約20名が参加した。ワークショップでは、C²-FRONTSに参画する機関がどのようなかたちで強固で有益な連携(Collaboration) を行うことができるのか、また、それが各機関の間、ひいては社会との共創(Cocreation)にどのように貢献するか、活発な議論を行った。
さらに、東海・信州地域の産業界との連携の一環として、中部経済連合会と「カーボンニュートラル共創シンポジウム」、「水技術を活用したまちづくりシンポジウム」を共同開催している。今後も、中部経済連合会をはじめとする産業界のほか、地方自治体、教育界とも連携しながら、東海・信州地域が、世界中の誰もが暮らしたい、働きたい、学びたい地域となるために、貢献することを目指している。

東海・信州の8国立大学法人9大学の記念撮影(2024年5月29日)

東海・信州 国立大学等連携プラットフォーム学長懇談会の様子